学園キノ〜リレー小説でつづるおもしろい話〜 第3話
キャラしょうかい
希野(きの)・・・このストーリーの主人公。
高井大地・・・キノのライバル。
菜野(希野Jr.)・・・キノの妹
細田 勇太・・・天然のKYやろう。
アンパンのすけ(アンパン)・・・キノの部活たんにん
カレーパンのすけ(カレーパン)・・・キノのクラスのたんにん
増田 心 (ますだ こころ) ・・・キノの席のとなり。
母・・・キノ&キノjr.の母
この小説を書いた作者4名の紹介
亀野かめのすけ 中野桜 野田優 鈴本海留
それでは本編へどうぞ!!
— + — * — + — * —
「ねぇるなぁ~!!」
「パチン!!・・・あ!!」
ありゃ~。こりゃもうダメだわ~。
「ええからとっとと終わらせんと。」
「あ゛~。んっとにもう!!」
「でっ。どんな風にすんの?」
「細田!もう終わらせろ!」
「アイアイサー!!」
バカヤロウ。マイクに向かってアイアイサーなんて言うな。ハァ・・・。
「こうして赤頭巾ちゃんと大神は仲良くなりました。めでたしめでたし。」
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
台本とまったく違げぇーやつ言ってやんの!!
「プログラムNO.2、漫才。」
え〜〜〜〜!!あれでいいんだ!!あんな終わり方でいいんだ!!
ってかあれで終わってたんだ!!へー。
—6時—
『えー。今から屋台を出すひとは準備をしてください。6時半になったらそれぞれの屋台の出し物を売ってください。』
「兄ぃちゃん、たこ焼き買ってーな。」
「まだ6時半じゃない。それにたこ焼きなんて売ってる訳…。」
っと右隣の屋台の看板を見ると。
『たこ焼き』
でた〜〜〜〜!!なんかマンガとかでよくあるパターン!!
「しゃーねーな。っで1個何円だ?」
「1個1000円。」
たっけぇぇぇ〜〜〜〜〜!!
「あっ間違えた。1個100円や。」
オイオイ。一瞬オレまじになったんすけど。
—6時半—
「もう6時半やからたこ焼き買ってーな。お金、兄ぃちゃんが持ってんやろ?」
「しゃーねーな。何個買うんだ?」
「100個。」
100個。
100個。
100個。
100個。
100×100=10000円。
「ムリ。」
「なんでーな。」
「金がたらん。」
「…。」
そんくらい自分で考えて分かるだろ。
「んで何円持ってんねん。」
「1000円。」
「たった1000円かぁ〜。」
「文句あるか?だったら買わんくってもいいんだぞ。」
「んじゃ、綿あめ買ってーな。」
綿あめなんかねーっつーのって左隣の屋台の看板に、
『わたあめ』
キタ—————!!さっきと同じパターン!!
「んで1個何円だ?」
「1個100円やって。」
「わたあめ2つ下さい。」
「わーい!!あんがと兄ぃちゃん。」
「う゛っ。」
「どうしたん。」
「まずい。」
そうオレは実は綿あめが大のニガテ。それを忘れて買ってしまった。
「ぐぇ。」
「どうしたん?やばいんちゃう?」
「便所。」
ダッカダッカ。
「オ゛エ゛〜」
ダッカダッカ。
「遅いで、兄ぃちゃん。」
「すまんすまん。」
ふー、すっきりした。これからは絶対に綿あめは買わないぞ。死んでまうわ。
—7時—
『以上、第98回学園祭を終了します。』
ふー。やっと終わった。オレと菜野(希野jr.)は一緒に家に帰った。騒がしく。
「ただいまー。」
「遅いじゃない!!何やってたの!!」
「何って、今日学園祭じゃん。」
「えっ。そうだったの。」
おい。忘れてたのか。どうリで母の姿がどこにもない訳だ。
いつもオレの番だとすかさず手を振るから大迷惑だし、いなくてラッキーだったけど。
「あら〜。お母さんすぅっかり、忘れてたわぁ〜。あ〜。行きたかった〜。
そしたら、あんたのために歌を歌ってあげたのに。ざ〜んね〜ん(>□<)」
「いや、来なくてよかったし。」
トットット…。オレは力なく階段を上がった。ガチャ。
部屋のドアを開けるとそこには偉そうにベッドの上に座っている菜野がいた。
「おっそー。兄ぃちゃん。」
「何やってんの?オイ。」
「兄ぃちゃん、あと2ヶ月で3年やろ?」
「あぁ、そうだったな。」
オレの学校は学園祭の2ヶ月後に終業式なんだよねー。ってかオレ思ってたんだけど、
もうすぐ3年なのに1年の上の教科書を使っていいのか?!
「…で、何しに来た?」
「いや、それだけを言いにきた。」
え…意味ねーよ。オイ。
「じゃ、復習ね。」
うげっ、また始まった!
「…ここはX=Y×Z。分かる?」
「…ん〜。」
…こういう風に教えてもらってる(個別指導)から成績はいいんだけど…。
「それ何の教科書?」
「高校2年やけど?」
「…。」
—30分後—
「X=?」
菜野が聞く。
「Y×Z!」
オレが答える。よし!だいぶ出来るようになったぞ!
「兄ぃちゃん、バッチリやね。」
次の瞬間。
わ——————!!」
ガッシャーン!宇ちゅ…宇宙人襲来!
うちゅーじん。
うちゅーじん。
うちゅーじん。
「わぁ〜〜〜〜!!」
「ワレハ…」
「きゃぁ〜〜!!エイリアンやー!!握手してーな!!」
よくこの状況でそんな事言ってられるな。
「ワカリマシタ。アクシュシマショウ。」
宇宙人も宇宙人だろ。
「ハッ。コンナ事ヲシテイルヒマハナイ。ワレハシンリャクシャダ。」
「ねーねー早く握手。ムリやったらサインでもええわ。」
「イイ…ダメダ!」
「えー!?」
「菜…菜野。宇宙人にサイン頼んでどーすんだよ。」
「でもぉ。」