このシリーズの他の話 [Part.1] [Part.2] [Part.3] [Part.4] 《本文ちょく飛び!》
君に恋をして Part.3
高平みな
「とも」に恋する「愛」は、告白をためらってるみたい。
でも、もしかしたら両思い……?!
『恋のしずく公園』の言い伝えとか、「友達関係」とか。
これからどうなる?!第3回、開始でございます!
「ただいま〜♥」
「おかえり〜。あら、今日はなんかごきげんね。」
「うん♥今日っていうかさっき、ともと遊んできたんだ。」
「へぇーー。」
もう私はとってもごきげんだ。こんなこと久しぶりだし、あれだからね♥
「あい〜、ごはんだよ〜☆」
「あっハーーイ」
私は急いで階段を下りた。
「はやくして」とお姉ちゃんがいった。
意外にお姉ちゃんは大食いで、今日は部活があったからすっごいお腹がへってるみたい。
1人で先に食べておけばいいのに。
「いただきま〜〜す♥」
「あっズルーイ。いただきます!」
うわぁ〜♦今日は豪華♥ステーキにスープにチャーハン♥私の好きな物ばっかり♥
「今日はごちそうよ♥お姉ちゃん今日勉強がんばったから。」
そっそうだった。実は私とお姉ちゃんは、好きな食べ物と嫌いな食べ物が、まったくいっしょなのである。お父さんとお母さんとくらべてもあまりかわらないのだ。
だからお母さんも、料理をするのがらくなんだって。
「やった〜♥でもなんか愛ってラッキーだよね…。なんにも頑張ってないのに…。」
「なんだってなんにもがんばってない訳じゃないもん。勉強だってがんばってるもん。」
「ハイハイ。がんばってるがんばってる。」
「×(100)」
もういやになっちゃう
ハァ↓運動神経がよければなぁ〜↓↓
あっそうだよぉ〜しガンバロウ!
「えーーーーー!!クリスマス会?!まだまだ先だよ!」
「うん……。でも、ゆめ言ってたじゃん『恋のしずく公園』の話。あの話を聞いてたらなんかひらめいちゃって。あのね、私そのとき告白しようかと思っているんだ♥」
「えっ!!じゃあ私もそうしよ〜 >v< 2人でやる方が気がらくだしネ。」
「だよね l v l 私もそう思ってたんだ♥やっぱり気があうね。」
「うん。」
「じゃあ、待ち合わせ場所はそりゃー『恋のしずく公園』ネ♥♥♥♥♥」
「ハーイ。あとプレゼントも持って行く?」
「イイネ♥♥♥そうしよっか。」
「あとは自由ね♥」
「ハーイ(^o^)/」
こんな話をしていた朝、とってもステキなことが起きた。
「あっ!!そういえば私のお気に入りのハンカチがない〜>o<え〜ん(i〜i)」
「ほら、泣かないでよ〜。一緒にさがそうよ。ねっ!」
「うん。」
「なぁなぁ、これちゃう?」そういって、知らない男の子がハンカチを見せた。
「あっこれ!ありがとう♥ヤッター☆」
「よかったね。ありがと、ハンカチ見つけてくれて。」
「そんなお礼言わんでもええで、たいしたことちゃうし。じゃあな。」
そういって男の子は言ってしまった。でもカッコイイ男の子だったなぁ〜。
「よかったぁ〜。みつかって。」
「よかった×(2)一件落着〜>v<」
そして私たちは学校へ行った。
それからたくさん時間が経って、もうみんな帰っている。
「おいっ!」と朝に会った男の子がクラスにやってきた。
「そこの髪の毛がびみょーの方!ちょっと屋上に来て。できるだけ早くな。」
「はっはい!」
「もしかして告白〜?」とゆめが言ったが、
「ちがうって。初めて会ったばっかりだもん。」
「そうかなぁ〜。」
「まぁ早く って言われてるし、行ってくるね。」
「いってらっしゃ〜い。」
そして私は、階段を駆け上がって、屋上に行った。
「おう。来た来た。」
「きっ、きましたけど?」
「よーくきいてや、あんな、オレ、あの隣にいた髪の長い方に一目ぼれしてんねん。」
「えっえーーーーー!!×(100)」
「あっでも本人にはぜったい言わんといてや。なんか知られるの嫌やから。今日入ってきたばかりやし。」
「ハイ×(2)じゃあもう帰っていい?」
「待って。もうちょっと話させて。あんな、あいつって好きな人おるん?」
「あっいるよ〜。」
「えっっっっっ|ll|ll|」
「いや〜。でも勝てるかもよ。この前ハンカチ拾ってくれたし。なんせすぐに心が揺れるような性格だから。」
「ありがとうな。参考になったわ。」
「じゃあ1つ質問してもいい?」
「ええよ。なんでもこい!」
「なんで大阪弁なの?ここ東京だよ?」
「なんでって大阪から来たからに決まってるやん。本っ当にアホやな〜。」
「ふ〜ん。じゃあね。」
「おう!」
ハァ〜。よかった〜。私への告白じゃなくって。
それにしても好きな人をいきなりあいつはないよね〜。
って私も、とものことたまにあいつって呼んでるっけ。まぁいっか。
「なんだったぁ〜?」
「わぁビックリしたー。」
なんとゆめが階段の下で待っていた。
「ごめんねー。荷物持ってもらって。」
「別にいいよ♥で、内容は?」
「べっ別に大したことないよ。」
「やだ>△<知りたいもん。」
う〜ん。こういう時どうすればいいの〜。言うなっていわれてるし……。
「今度、ともと遊びたいって言ってた。」
「ふ〜ん。」
なんとかごまかした。よかった〜。そして私たちは家に帰った。