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大長編!たぬえもん VOL-1XX とおいおそらにとんでゆけ
今乃滝 (追加 碧若葉 野田優)
― * ― * ―
たぬえもん「うぉh!初の大長編じゃねえか!わくわくするなwww」
のびよし「うっ…きったなー…!!すいかの種飛ばすなよ!」
たぬえもん「いいじゃんか…別にさぁ…。」
のびよし「あっそー。てかたぬえもん自己紹介考えたの?初見の人もいるんだよ?」
たぬえもん「あいあい。わかりましたよー。こんにちは!僕はたぬえもんって言うんだ。趣味はゴルフ。よろしくね!(キラキラ)」
のびよし「嘘つくな。てかクールすぎるんですけど。というかその短い手でゴルフできんの?」
たぬえもん「いいじゃん。夢くらいは見ようよ。ってか最後の一文は無駄だ!」
のびよし「(はいはい、と思いながら)僕は身長が2XXcmくらいあったけど諸事情により138cmになった伸び杉田のびよしです。描ききれないしね。
成績は良くないけどおつきあいよろしくお願いします。」
たぬえもん「はい!よろしくお願いしまぁす(棒読み)。」
のびよし「という訳でその他の人の紹介は下をどうぞ!」
伸び杉田う一種マグカップ…のびよしの母。ちょーうざい(のびよし談)
東海道たかし(ティーケーディーたかーしー)…のびよしの父。初出演どころか出演なしの予定(今後も)
平静子(たいら しずこ)…天才美少女。源氏に対抗してるらしい。
ジャイアントパンダ…本名・猫熊 馨(ねこくま かおる)。八百屋の息子。
スネ臓…特別出演。ジャイアントパンダの餌にいつもなっている。ちょーグロい、というかスネ臓っていう臓器あったっけ?(のびよし談)
出来すぎて困る君…超上級一家のあとつぎ。たしか宇宙銀行のお偉いさんだとか。超下級のアホを足の指の爪の本の先っぽのであしらっている。
…こんくらいかな。あとは後々追加しようかな。
たぬえもん「んでさ、今回どんな物語になるの?」
のびよし「……」
たぬえもん「のびよしー。聞いてんのー?」
のびよし「あははははは」
たぬえもん(壊れてる、ってかヤバくない?この展開…。)
のびよし「……」
たぬえもん「んーとかつーとか言えよ」
のびよし「んー。つー。」
たぬえもん「しばくぞ」
のびよし「えー、言っていいの?」
たぬえもん「……(作者に許可を取り)いいぞ」
のびよし「今回の物語は…」
たぬえもん「(ごくり)…?!」
のびよし「空の財宝を狙うやつらと空の財宝を狙う僕たちの冒険!」
たぬえもん「できんの?」
のびよし「できません…」
― ☆ ― ☆ ―
のびよし「あのさ。最近晴れの日ばっかだよな…。」
のびよしの部屋。のびよしとたぬえもんは寝そべりながらマンガ雑誌・別ハロを読んでいる。
もちろん二人は別のを読んでいる。のびよしの部屋には観覧用と展示用の2冊あるのだ。
…ハロー!は少女漫画雑誌だったりするのだが。別ハロはさらに少女色が強くなっているのだが。
まぁいい。
のびよしは窓の外、空を見ながらため息をついたあとにさっきのセリフを吐き出した。
たぬえもん「誰にいってんの?」
のびよし「たぬえもん。」
たぬえもん「…そうか?そうでもないような気がするんだけど。」
…この前も晴れだったっけな…と思いながら、たぬえもんも窓の外を見る。
空が光った。
激しい音がする。
すると窓の外から…1匹の…1羽の…うさぎがとびこんできた。
ジェット機が突っ込んでくる音がする。
たぬえもん+のびよし「…(あ)……」
案の定、うさぎは窓ガラスを突き破った。
くるくるくるくると超高速で回って、床にトンと二本足で着地した。
うさぎは手を胸の前で重ねた。
???「こんにちは!僕はえるさー!」
たぬえもんとのびよしは部屋を見回す。
たぬえもんとのびよし以外はだれもいない。
すると…。
のびよし「このうさぎがしゃべったの…か?」
たぬえもん「おぉぉぉぉすげぇぇぇぇwww…高く売れそうだなぁぁ…じゅる。」
のびよし「たぬえもん…口から汁が出てるぞ…ぁぁぁ…100万とかぁぁぁ…がっぽがぽ…。」
えるさー「君も変な想像するんじゃないの!というか、ついてきて!」
のびよし「わかった!えるさぁ〜。」
えるさー「そんな呼び方するなぁぁぁ!」
たぬえもん「あいあい。」
えるさー「『はい』は1回!しかも『あい』じゃないでしょ!『はい!』」
たぬえもん「(めんどくせぇやつだなぁ)はい!」
えるさーはぴょんぴょん飛び跳ねた。
たぬえもんもめんどくさそうに起き上がる。
えるさー「んじゃあいくよ!ほら。ここに右手を重ねて!」
たぬえもんとのびよしはえるさーのクローバーの形のペンダントに右手をかざした。
するとそこは…
家の前。
のびよし「ええええ」
えるさー「ま、まだ魔法見習い中だから…。」
たぬえもん「ふーん。魔法使えるんだ〜。だったら…1000万も…夢じゃないかも…じゅる」
えるさー「動物園に売るつもり?!」
たぬえもん「甘いね。博物館さ。」
えるさー「甘いとかあるの?!」
のびよし「ちょっと話変えるけど、どこに行くつもりだったの?」
すると、えるさーは空の上を指(ゆび)指した(さした)。
のびよし「天国?」
えるさー「ううん。僕の家。」
たぬえもん「…行けないとなると、大砲でぶっ放すしかないな。」
えるさー「そうだね…ってオイ!」
のびよし「ナイスノリつっこみ。」
えるさー「そうかなぁ(照)。」
しばらく歩く。
のびよし「あ、そうだ!たぬえもん、ヘリ持ってない?」
たぬえもん「持ってるけど。」
えるさー「えっ…。」
たぬえもん「どした?」
えるさー「僕、高所恐怖症なんだよね。」
のびよし「それでよく空に住めるね。」
えるさー「ホントだよねー。」
たぬえもん「んじゃヘリよぶぞ」
えるさー「え?!僕まだ心の準備が…」
のびよし「後ろ下がって!」
たぬえもん「ターケー…ヘーリーコープーター!!!召還!」
すると地面に紋章が浮かび上がった。
紋章の中心に細かい粉がくっついてゆく。
だいたい30秒。ヘリは召還された。
のびよし「じゃあ乗ろうか」
たぬえもん「お前操縦できるか?」
のびよし(たぬえもん操縦できないのかよ召還しておきながらまったくもう世話がやけちゃうよね まぁいいや)
のびよし「できるよ。ハワイでおっちゃんに…あ(良い子のみんなは町の真ん中でヘリを操縦しないでね♪)」
たぬえもん「ま、いいか。んじゃあ乗り込もう」
えるさー「んでも…僕酔っちゃうよ…。」
のびよし「大丈夫!これでも飲んどけ」
のびよしは すいみんやく と アルコール を とりだした
えるさーを 『えいえんのねむり』 に つかせる つもりだ どうする?
『いっそのことのむ』
つ 『のまない』
えるさーは よいどめやくを とりだした! みずなし いちじょう!
のびよし「なんだ、あんじゃん。酔い止め薬。(ちっ」
たぬえもん「なにしてんの?はやく乗り込むぞ!」
― * ― * ―
ヘリに乗り込んだ。
のびよしは、いろいろとチェックをはじめる。
のびよし「ヘリは操縦できることには操縦できるんだけど…」
たぬえもん「ん?なんか言った?」
えるさー「お、落ちないよね…」
のびよし「大丈夫大丈夫!」
とか言ってるのびよしの顔が青くなっている。
ポケットから耳栓を2対取り出し、二人にわたす。
その手も青ざめていた。
たぬえもんとえるさーは気付かないふり。
内心少しは心配している。
たぬえもん+えるさー「えーだってーのびよしだもん!」
のびよし「耳栓ok?」
たぬえもん&えるさー「Ok!」
のびよし「上昇するよ!えいっ!」
たぬえもん「のびよし流石だな…」
えるさー「のびよしさん流石だな…」
のびよし達乗せたヘリは、雲の上まで飛び出した。
ちらっと横目で、のびよしは雲の上を見た。
空の上に帝国が見える。
のびよしの耳に何か音が入ってきた。
???「パスワードは…」
のびよしは一瞬考えた。
こういうときは…
のびよし「かつおぶし三倍で盛ってください、お願い嶋s」
その瞬間…。
向こうからヘリがすっ飛んできた。
こっちに爆弾を突っ込ませてくる。
のびよし「み、ミサイルっ!」
たぬえもん「どすとらぽーん!」
のびよし「黙って!今よけてるから!」
たぬえもん+えるさー「…。」
のびよし「急降下!」
たぬえもん+えるさー「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!…。」
のびよしは知らなかった。
たぬえもんとえるさーが、パスワードを聞かれた時に耳栓を外していたのを。
そして、パスワードの答えなんて、ないという事を。
たどり着くには、強行突破しかない事。
ここまで書いたらわかる、と勝手に思うけど、たどり着くには無傷じゃすまないよ☆
たぬえもん「作者詳細ありがと。んじゃあ大砲でも召…」
のびよし「ちょっとまってよ!」
たぬえもん「ん?」
えるさー「へ?」
のびよし「作者の暑苦しい情熱が伝わってきた!やってやろうじゃないか!ここは!」
たぬえもん(やれやれ)
えるさー(しょうがないなーつきあってやるか)
のびよし「おっし乗るぞー」
たぬえもんとえるさーは、しぶしぶと、わくわくを背負って乗り込んだ。
まぁ顔見りゃわかる。
のびよし「上昇!」
長いので一部省略。
???「パスワードは…」
のびよし「手羽先。」
案の定、爆弾の荒らし。+ミサイルセットで、いまならなんと修理代10万円!
おまけにレーザーもおつけしま〜す。
え〜、こんなについて修理代高くないですかぁ?
はい。これもついて修理代15万円!
えぇ〜?!そんなにお安いんですかぁ?
…。
のびよし達の乗っているヘリは戦争以上の戦火に巻き込まれていた。
右翼が破れ、左翼が破れ、とうとう…
のびよし「だからヘリだって」
ないと思ったらヘリだったんだね。というか無傷…
のびよし「とにかく、いっくぞぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉお」
ヘリは突っ切る ミサイルの嵐をこえ
ヘリ内に、おびえているのが2名。
はたしてヘリは、無事にたどり着けるのか?
―T H E E N D―
のびよし「かってにおわらすな!まだ戦闘は続いているんやで!」
たぬえもん「何寝言言ってるんだ…。のびよしは。何で関西弁風味やねん、」
のびよし(まさかの夢オチ!?)
えるさー「まぁ、あの戦闘があったし、寝言言うのも当然ですよねー」
のびよし(セーフみたい、ってここどこ!?)
のびよしはベッドから起き上がる。
当然知らない、ここはえるさーの家です。
えるさー「やっと起きたいみたいですね、こんにちは。」
のびよし「…こんにちは。(ところであのあとどうなったんだろう)」
えるさー「のびよしさん、あのあと結局落ちちゃったんですよね。でも無事、雲の上の国の僕の家の真上に落っこちてた。」
のびよし「ご、ごめん…」
えるさー「大丈夫大丈夫。」
のびよし「ごめんね。」
えるさー「まぁ…雲上車壊れちゃったけど。たぬえもんに召還してもらったし。」
のびよし(そんな事があったんだ…。)
と思いつつ、窓の外を見る。雲の上の国と言っていいふさわしい建物が並んでいた。
のびよし(あれ…?もしかして、ジャイパとスネ臓と静子?何でこんなとこに…。)
ジャイパ「やっぱここきれーだよな。」
静子「本当雲の上の国みたい♪でもメックもあったし、そんなわけないよね。」
メック…とは亀野かめのすけ先生が一時期やっていたハンバーガーチェーン店で、一時期ブームを起こしていたお店だ。(本当)
3人の手の中にはちゃんとメックのハンバーガーがある。
のびよしは外に出た。
のびよし「みんな〜。」
静子「あ、のびよしくんだぁ〜。あれ?出来杉て困るくんの旅行ツアーに参加してた?」
のびよし「ううん。ヘリで。(というよりあいつ旅行行くのに自分の会社でツアーやってるんだ…。)」
静子「ヘリ?ずいぶんと豪華ね。雲の上に行く訳でもないのに。」
のびよし(だからここ雲の上なんだって…)
ジャイパ「のびよしはメック食べに行った?あの店『雲の上の国 1号店』って書いてあるんだ。笑えるよな。」
のびよし(だからここry)
えるさー「のびよしさぁ〜ん!速くしないとお昼ごはんさめちゃいますよ〜」
のびよし「うんわかった〜!!…じゃあね。」
ジャイパ「のびよしの家ってここだったか?」
静子「ううん。ここじゃなかったはず。それにしても、あのウサギなに…?しゃべってたわよ。」
ジャイパ「ウナギ?どこ?どこ?」
静子「ウナギじゃなくってウ・サ・ギ!」
ジャイパ「なんだ…。」
静子「とりあえずジャイパとスネ臓さん、行きましょ。」
ジャイパ「はーい。」
のびよし「あ〜おいしかった〜。えるさー、ありがとう。」
えるさー「ん〜まぁね。礼を言うならたぬえもんに言ってくれない?」
のびよし「え?これってたぬえもんがつくったの?」
えるさー「ううん、たぬえもんが買ってきてくれた。」
のびよし「(道理で美味しいはずだ)たぬえもん、ありがとう!」
たぬえもん「…まぁ…。」
???「大変だぁ〜!!時空の石が盗まれたぞ〜!!」
のびよし「えっ?どこ?しかもそれって何?」
たぬえもん「なんか、おもしろそうな名前だな、お金が、がっぽがっぽ…、あははは…♪」
えるさー「基本的にタイムマシンの先頭部分につけてある鉱石のことです。ふれると、昨日、明日、未来、過去に行く事が出来るんです。」
のびよし「それはすごい、」
たぬえもん「それ…」
のびよし&たぬえもん「欲しい!」
えるさー「混乱が起こるから、回収部隊にまかせておけばいいんです!」
のびよし「でも、見に行ってみない?」
たぬえもん「そうだネ。」
2人はえるさーの家を飛び出して、大通りへと出かけた。
えるさー「まったく、もう…。」
犯人は大通りを通って、どこかへと走って行く。
のびよし「あ、あれじゃない?ほらほら、あの黄緑色の石!」
たぬえもん「そうだね…。でもあの人どうするんだろ。」
犯人は、特殊部隊(?!)らしき人たちに囲まれた。すると、こっちに時空の石が――。
パリ…ン…
のびよし&たぬえもん「あ、」
のびよし「われた」
たぬえもん「なんだ…はぁ…。」
のびよしは石のかけらに手を触れた。
たぬえもん「おい、お前まで…」
のびよし「ふふ〜ん、これでテストもオール100点間違いなしっ!!いえーいっ!!」
たぬえもん「えるさーの家に帰ろ。」
のびよし「うん♪」
えるさー「お帰りなさい、のびよしさん、たぬえもん。」
たぬえもん「気付いたんだけど、なんでオレだけさん付けじゃないの?」
えるさー「え、途中からじゃなかった?最初は…」
のびよし「というより『たぬえもん』の名前自体呼ぶ事なかったもんね。」
たぬえもん「まぁ、いいよ。帰ろう。」
えるさー「ちょっとまって!これ、のびよしさん…に…。」
のびよし「…これなに?」
のびよしの手には一通の手紙。
えるさー「帰ってから読んでください。」
のびよし「うん分かった!ありがとう。」
えるさー「またね!」
おしまい
―あとがき―
という訳で終わってしまいました。大長編!たぬえもん VOL-1XX とおいおそらにとんでゆけ。今回いかがだったでしょうか?いろいろなハチャメチャがありました。全然大長編じゃありませんでした。言うなよおい。
今乃滝
ずいぶんながくなってしまいました、今回の大長編。通常の1.25倍くらいはありますよ。きっと。
というより面白みが欠けているのが今乃品質だと思っていただければ幸いです。
以上、千代でした。
次回はあの手紙の内容と、はちゃめちゃストーリーを企画しています。
出来るかどうかは次回で。さよなら〜 (以上全て 野田優でした。)