このシリーズの他の話 [F1] [F2] [F3] [F4] [F5.0] [F5.5] [F6]

ファンタスティック・マジック! F1 マジック・モーニング!

中野 桜

―6時30分―
・・・ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ・・・
『ポチッ』ヂ・・・
「ふぁ〜。ねっむーい。もうちょっとねる・・・。グゥ
「いーちーごー!おーきーなーさーい!あーさーごーはーんーがー出来てるよっ」
「あーい・・・」
あーねむ。まったく。どうして最後のほうだけ早めんのかなー。
「もうっ。苺ったらどうして一回起きてまたねちゃうの?!お母さんはふしぎよっ。」
「じゃあ私も聞いていい?どうしてそれを見てないのに分かるの?」
「カンよっ。」
ガクッ。カンかよ。てきとーだな・・・。
「あっ、時間だ!いってきまぁーす!」
グッドモーニングみなさん。私(わたくし)、5年4組の”埴治 苺(はになお いちご)”と申します。
コレから爆走話で進めていきますのでよろしくお願いします!

―学校…―
キーンコーンカーンコーン
『ガラガラガラッ』
セーフ。
と、そう思った時、先生が眼鏡をずりあげながら入ってきた。
あっ、起立。礼。着席。」
日直の号令がかかった。
「今日は・・・じゃあ国語ね。教科書32ページをひらいてください(○—○)ニヤッ」

うっわ。今日もエラそう。先生の名前は、甘水 結果(あまみず ゆか) よこ長眼鏡がトレードマークで、ひそかに『キツネ』先生 と、呼ばれている。
あぁ、どうしてあんな先生が「たんにん」の先生になっちゃったんだろ。
その時。黒板の前にちょうどつまづいてもおかしくないくらいの小石が落ちていることに私は気づいた。他の5〜6人の生徒も気がついているようだ。
・・・あの石で転んだらおもしろいかも。
ちぃーさい声でいったその時。天に聞こえたかのようにキツネ先生が悲鳴を上げて転んだ。
「あ”ぁ”、ひょょょょぉぉぉ〜〜〜(○—○Σ)ガーン」
ぶっっ。くっくくく・・・」
おもしろい人だ。フツーひょぉ〜なんて言って転ぶ?私はみんなを見る。誰も助けようとする人もいないし、そのすぶりさえもみせない。
ましてや、みんなけん命に笑いをこらえている。まぁ、私もその一人だけど。
先生が立ち上がった。顔面をぶつけたのか、顔が赤かった。
「ぶっ、ぶぁあはははーーーーー!!!」
一人が笑い出す。するとみんながたえきれなくなり、つられて笑っていく。
「・・・あっはははははっっっ」
みんなが笑う。すると先生がスゲーおこりながら、
「みなさんっ。静かに。今笑った人はろうかへ行ってたってなさい!」
すると、全員がゾロゾロとろうかに出ようとする。
するとまた先生が
「席にもどりなさい。」
コレまた笑える話だ。しかし、ココで笑うとキリがない。
さすがに思いっきり笑い出すものはいなかった。
でも・・・願いがかなった?!みたいな?ま、偶然といえばぐーぜんだけどね。
とそのとき、わたし(苺)のおなかが!!
『グ・・・グ〜グ〜ギュルルルルル・・・』
小さな音を立てて鳴った。
お願い!みんなには聞こえないで!せめてとなりの人だけで勘弁してっっっ (><Σ)うにゅ
「お、おい・・・苺・・・い、今、おなかなった?」
「な・・・なったけど・・・」
「ぷぷっ」
・・・ムカッ(攻撃態勢)。あ。私がムカッとくることを言っているのは、風浜 千(かぜはません) 。ヤンチャ・ボーイだ。
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが鳴った。キツネ先生のかん高い声がひびく。
「ハイ。みなさん。今日の授業はここまで。日直。号令。」
「起立。礼。さようなら。」
「さよーならー」
ん〜・・・。やっと終わった・・・キツネ先生の鬼授業・・・。
「いーちーごーいっそにか〜えろっ
「いーよっ」
をとばしまくってきたのは、私の大親友の花咲 桃花 (はなざき ももか)、花いっぱいだ。
二人で歩き始める。道路に出た。
「あ、苺、前にいるの。」
「あ。」
前にいたのは、乱暴な性格で先生やみんなを困らせている、クラスメートの嵐川 樹(あらがわ たつき)。みんながきらっている人物。
「タッキーだよ。」
「タッキーだね。」
クラスのみんなは樹のことをタッキーと呼んでいる。
と、その時、タッキーが二人にふり向いた。
「あ。ドジ&マヌケだ。」
「なによっ(怒)。」
「べ〜つ〜に〜」
・・・そう言ってタッキーはケリを入れてからさった。
「いって〜」
「いった〜い」
く、くそ。頭から水でもかぶってやがれ!!
「バッジャ〜〜〜〜!!」
「あっ。」「あっ!」
「あ〜ら。ぼっちゃんたちゴメンなさいね。お花にお水をやってたらホースの水がかかっちゃったわ。だいじょうぶ?このまま帰れる?」
「帰れます。」
そう言うと、ダッシュで帰っていった。
「あらおかわいそうに。」
桃花がイヤミなスパイスをきかせていった。
「あ、あたった・・・」(?)
「え?何?」
「ん?あ、あぁ・・・何にもないよ。」
「へぇ。まあいいや。そんでさぁ。」
みなさん、気付きましたか?この桃花のどーでもいいってカンジ!フツーはもっと知りたがりませんか?
『え〜。何もっていわれたらもっと気になるぅ(><)おしえて〜』みたいな。あーおかしな人。
「じゃあね〜!バいね〜
「んじゃ。」

ガチャ。
「ただいま〜」
「おっかえり〜
あ、こちらのお方もをとばしまくってます。(><)うにゅ
「今日は、苺のためにクッキー焼いたのよ〜
っうわ。オバサンくさいっっ。でもうちのお母さん、けっこう若いの。28才!16才でけっこん!
意外と美人でもあって自慢の母親でもあるのだが、性格っていうものが変…(。、;)ポロっ
「ハイハイ。ありがと。食べるよ〜。いっただっきまぁ〜す!」
「めし上がれ今日のクッキーは名前の通りイチゴクッキーにしてみたの。どう?」
「う〜ん。おいしいけど、私的には昨日のチョ・・・」
「おいしいっ?!おいしいのね!?よかった〜(*^^*)じゃあクッキーリストに入れときましょ」
あ・・・話打ち切られた。ついでに『今日は』とか言ってますが、ほぼ毎日クッキー焼いて私に食べさせてます。
う〜ん・・・4日に5回くらい作ってま〜す(、、:)
多いよっ。

—時はすぎ・・・10時—
「苺、お母さんとの約束でしょっ。早くねなさーい!」
「ハーイハイッ」
バサッ。私はベッドに倒れ込んだ。
「それにしても・・・」
今日はなんだかうまくいっちゃったな〜。ま、こんな日もあるか。
ヂヂヂヂヂヂ『ポチッ』
「いーちーごー。ごーはーんっ」
いつもの目覚まし時計とお母さんのごはんよコールでおきる。
「ふぁぁ〜(><)は〜い・・・あれっ?」
私は机の上にあるモノがあるのに気付いた。
「わぁっ。」
そこには七色に光り変わる小さなアメが10コと一通の手紙があった。

〜F1 END〜

あとがき。(中野 桜本人より)
みなさんいかがでしたか?四葉さくらの小説は楽しんでいただけましたか?
このお話は、私の体験談…なわけありません。
空想です。今回みなさんがみたのはF1。
まだまだ続きます。挫折を途中でするかもしれませんが大目にみて下さい。
四葉さくらより。

もう一つのあとがき
四葉さくらさん(以降さくら)にかわってパソコンにキーをかたかた打った野田優ですっ!!!
今回、さくらが「野田すか!に小説を出して!」と言ったのが始まり(だっけ?)。
はやく、このしょーせつのF2をみたい!!!って人は掲示板にドゾ。
さくらはせかされる・・・かなっ?!
ミルキーウェイ もみてあげてね。
それではっ!!!
野田優。

Copyright © 2008- Yu Noda. All rights reserved.