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ファンタスティック・マジック! F2 苺の使命

中野桜

あらすじ

主人公、埴治 苺(はになお いちご)は不思議な事に願いがどんどん叶っていきまし た。
でも裏では大変な事が起きていたのです。
ハラハラドキドキ待望の第二話、開演。

手紙と、寿長の玉。

き…
「きれ〜い!」
「え〜?何?苺!きれいって、お母さんのコト?!」
うんっ。無視。ぜ〜ったい、無視。
それにしても…こんなにきれいな物、だれが置いていったんだろー…。私は手紙を開く。

『苺へ
何回かふしぎなことが起きたことでしょう
あなたの寿命は減り続ける
七色に光り輝く玉は寿長の玉
あなたの寿長を長びかせることでしょう
寿長の玉を使うには条件があり
1. 人のため自分のため
2. 欲のためにしない
これらを守れ
守らないと言うならば寿命は夜明けにもとどかないだろう

え〜と…。つまり、こういうことかな。
私の命はそのふしぎな事ごとに減り続けている。
手紙を一緒においてあったアメは寿長の玉。その玉(アメ)を使うには条件があって…
(以下省略)
フムフム。だいたい分かっ…てー。
「え〜〜〜?!」
「いちご〜っ!!はやくおりてきなさい!ちこくするわよ!!(爆)」
「あ〜」
そろそろ行かなきゃっ。本当にちこくする!
えっとー…。バッグバッグ。
ポロン。手紙と玉を入れる。
「ホラホラホラホラ!食べて!いってて!」
「せかしすぎ!!ま、いいや。ふぃっふぇふぃふぁ〜ふ(いってきま〜す)!」
私はパンを口にくわえながら外に出た。

その時に、ピカッと周りが光った気がした。
「気のせいかな。」
そして、手紙をもう一度見る。
「う〜ん。いたずらカナ…。いや、でも、このアメを見るかぎり…。っていうかこれってアメなの?」
においをかいでみる。しかし、何もにおいはしなかった。
「アメじゃなくてただの玉だ。」
う〜ん。どうしてだろ。遺伝なのか、においをかぐとなにかわかっちゃうんだよね…。
「いーちーごー!おっはよ〜(>。-)今日もすっごくねむい朝だね〜☆」 「おはよう。私はそうは見えないよ。桃花。」
いつもどこからかでてくる性格軽い子。
毎回出てきては意味不明な言葉を発しているんですよね。この前なんて、
「今日はうさぎ日和だね☆」とか言ってたし。

何、うさぎ日和って…。

ガラッ。今日はギリギリではないっと。何てったって今日は…。
「ヘ〜イ!みんな〜!今日も"お笑い番組係"のタッキー、千、キムタクでお送りす・る・ぜ〜☆席について〜☆フゥ〜♪」
ザワザワとさわいでいた教室がいっきに歓声に変わる。
そしてお笑い3人組はみんなの前、黒板の前でお笑いを始めた。
「いや〜この前私の父親(オヤジ)がね、ねボけて下水道にはまったんだよね〜。」と千。
「ひゃあ!そりゃ大変。大事(だいじ)だったか?その父親(おやじ)は。」とタッキー。
お笑い番組係はみんながおもしろがって作った物で毎週水曜日にこうしてお笑いライブをしている。

―10分後―
ライブが終わったと同時にキツネ先生が入ってきた。
「みなさん。おはようございます。宿題を出してください。」
あ、そうだった。宿題っと〜。
「早く出してください。」

わ、わすれた〜><
ヤベぇ〜。私はバッグをふと見る。
「そうだ♪」
一回ぐらいなら。玉!お願い!宿題やって!
ピカッ。
私は宿題ノートを見る。やってある。
「苺さん。はやくノートを出してください。」
「ハ〜イ。」 ノートを先生に渡そうとしたその時。
グラッ。
めまいがした。
バタッ。
「いーちーごー!!」
そのまま私はねむりについた。

― ☆ ― ☆ ―

作者・中野 桜(四葉 さくら)さんからのあとがき
そして、赤字はあとがき代わりの優のツッコミ。

みなさん、F2。どうでしたか?
いかがでしたか、じゃなくて?
F1が終わってから大変でした。
締め切りはせまるは、優にせめられるは…。
そんなに死ぬほどせめた覚えはないけど?
始め、F2は原稿用紙二枚(400字詰め原稿用紙が二枚、つまり800字程度)で終わるつもりだったんですが、優に「短かすぎる!」と言われてたんです。
これは本当です。
なんで、書き途中だったF3をつなげてみました!
だから遅かったんだ…。でも2枚は短すぎるよね。
さて、苺は思わぬ事に!
もう大変な事になってるよね。苺…生き返れるの?しんじゃ…F3はどうするの?
みなさんは、どうしてだか…分かりますよね?
分からない人はよく考えて〜。ここテストに出るから赤字で記入!
F3、乞うご期待!
締め切り厳守でね☆

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