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ファンタスティック・マジック! F5 森・猫・石。(前編)
中野 桜
―――☆―――☆―――☆―――
あらすじ
主人公、埴治 苺(はになお いちご)は不思議な事に願いがどんどん叶っていきました。
でも裏では大変な事が起きていたのです。
試練を乗り越えた(?)苺に今度は何が起きるのでしょうか?
そして、あの黒い影とは?
まだまだ続くドキドキハラハラに乞うご期待!あとがき+赤字のコメントもね。
+今回はできるだけ ゴシック体のフォントでのご観覧をお勧めします。 (明朝フォントがあるとさらにGOOD!)
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バタッ。ゴロゴロと音、今は夜中なのにやけに騒がしい。
「うおっ。イッター。」
イタイ。イタイ。イタイ。言いたいのはそれだけ。
寝相の悪い私はまず最初の『バタッ。』でベッドから落ち、その後階段へ転がり、最後は階段から落ちた…のです。
「あーもー。今何時だ?」
AM2時。朝にはほど遠い。これからどうしよう。また寝る?
いや、もう目が覚めてしまって寝れない。う〜ん。あ、そーだ♪
「…。起きて来ないね。」
私は、ベストをはおい、静かに外に出た。
「夜のお散歩ぉ♪スッゴー。誰も歩いてない〜。おどっても見られない〜♪」
いつもの暑い夏の昼とはちがい、冷たい風がほおにあたる。
私はある所で立ち止まった。
家の近くには森がある。「猫森」という森だ。
その森には昔 沢山の猫が住んでいて、毎日 猫達が「恋心(こいしん)の岩」の上でいのりを告げていて、猫を見た者は恋がかなう、という迷信があった。
昔、何かで読んだことがあった。
行きたい。
恋がかなうなんてステキじゃん!ロマンティック〜♥
それに、猫好きだし!猫がいのりを告げているなんて!ワクワクするぅ〜♥
「レッツゴー!」
―20分後―
「だ――――――――――――!!!」
みなさん、私がどうなったか、分かりますか?そう、
「迷ったぁ〜…。」
どうしよ〜。もう、私が歩いてる所、道じゃないよぉ〜(ToT)
おばけでも出そう…。そう、おばけでも…。
「いちごぉ〜。いちごぉ〜。たすけてぇ〜。」
ギクッ。私は後ろを向く。だーれもいない。
ゾォォォォォ。
寒気がした。はやく、早く帰らないと…。
ガシッ。だれかに腕をつかまれた。
「…。」
私は、おそるおそる腕を見る。すると、そこには…。
「桃花。」
がいた。っって、えぇぇ〜!?ナゼ桃花が?!
「おなかすいたよお〜〜。ううっ。じに''ぞ〜。」
しかも空腹。いったい何があったんだ。ま、私と同じ理由だと思うケド。(長年の慣れよ。)
「どうしたの!?何でココにいるの!?」
「あのね、階段から落ちて、」
「思いつきで外に出て森に来たのね。」
「うん…。」
予想当たり!フッ。ちょろいもんね。(桃花だけ。)
「あー。おなかすいた!!苺、ポケットさぐってみて…。きっとチョコレートが入ってるから…。」
「えっ。う、うん。」
ま、まさか…。私は言われた通り、ポケットをさぐる。
すると右のポケットからチョコレートが出てきた。
桃花の手が私の手にのび、次の瞬間にはチョコレートは私の手ではなく、桃花の口の 中へほおりこまれた。
「ん〜♥甘くっておいし〜♥」
は…。はえ〜〜〜〜!!!どんだけだよ。ってか桃花の予想も当たってたな…。
いや、桃花の場合は魔術か?
「ずる!ってか、よくわかったね。ポケットにチョコがあるなんて。」
「そりゃ、苺だもん。常に非常時のためにさ、チョコを持ってると思って。
えっ?何それ。それってまるで私が「毎日 森をさまよっているハンター」みたいじゃん。
「あー!!おいしかった。それじゃ、行こうか。」
「えっ?どこに?」
「きまってるじゃん。恋信の岩。」
これ、あれですよね。「終わりよければすべて良し」じゃなくて、「自分よければすべて良し」ですよね。(=自己中)
しばらく歩くと、看板があった。
『恋信の岩はコチラ←』
おぉぉ〜☆★☆猫ちゃん、優し〜♥
「ホラ、桃花!これ見て!猫、優しくない?!」
「え?どれどれ?へ・ん・し・ん・の・や・ま・い・し・は・ゴ・ヂ・ラ・→…。は?どういう意味?」
「…。」
どうしたらそう読めるんだYO!!君の読み方がどういう意味なんだYO!!
「あ、違った。→じゃなくて↑だ。」
違うよ?!マジで!!
「ま、とぼけないで、とにかく←(コッチ)だよ!」
「え?あ、うん。って、わあああ♥」
そこには、チューリップ、マーガレット、カーネーション、コスモスなど
沢山の種類が季節関係無く咲いていた。
その中に一本の道があけていた。
こんな所、あったか?
「は、はやく!!苺!ヤバイよ!!ココ!!」
「う、うん…。」
すごいハクリョクだ。押しつぶされそう。
しかも、昼のように明るい。私は花を観察しながら道を歩いた。
道の先に木の集まりがある。きっとそこがまた森の始まりなのだろう。
「もーもか!!!いこーよー!」
桃花は50メートルくらい先にいて、花と戯れて(たわむれて)いる。
「い――や――!!!」
ムカッ。ワガママなムスメだ。
「あっそー。じゃー先行くよー。」
こう言うと桃花は…。
「い゛――や――!!!おいてかないでぇ〜!!!」
凄い勢いで走ってきた。半ベソをかいている。
「バカだなぁ。本当に行く訳ないじゃん。」
「うぅ〜。」
あ、スネてる、スネてる。その手には乗らないよーだ。
「ホラ、早く行くよ。猫が待ってるよ〜。」
ガシッ。桃花は私の手を取って引っ張り始めた。
「何ボーッとしてんの?!苺、早く行くよ!!」
「えっ?!あ、うん。」
凄いパワーだ。猫好きの力。いつもはそう簡単には動かないのに。おそろしや猫力。
「森、とーちゃぁ〜く!!」
そして、歩いた。あるく、アルク、有ル苦。
「づがれだー、やすもーよ。桃花〜。」
「ハァ…。ハァ…。ダッ、ダメッ。何言ってるの?!恋信の岩につ…。いたぁ!」
そこは広々とした空間が広がっていた。
つづきはファンタスティック・マジック! F5.5 森・猫・岩。(後編)でお会いしましょう!
あとがき+いつもの『赤字』優のツッコミ。
みなさん元気?野田優だよ!というわけであとがきレッツゴー!3 2 1→キュー!
どうでしたか?ついに、2人は恋信の岩に着きました!!
いっちゃん復活おめ〜!
でも、森に来た理由が同じとかスゴいですよね〜。(゜Д゜;)
二人とも猫目的な気が…
桃花に超能力が?
話は変わり、実はこれ〆切り過ぎちゃったんだよね…。
だから、優に怒られた。
ここからが本番だよ!3 2 1→GO! ↓↓↓
「さくら〜?ファン…」「た〜ららった〜♪たらら〜♪(歌唱:四葉さくらによるインディ・ジョーンズのテーマ)」
「もうっ。そんなんだったら 月間!なんとか。クビにするよ?!」
おどされた。もうっ おにっおにっ。ゆーのおに―――!!
さくらのバカバカッ。さくらのバカ―――!!
ま、赤字のコメント楽しみにしてるわ〜♪
楽しみにしてくれてありがとうです。他の人の小説に赤字コメント載せにくいんだもん。みられるのはココだけ?
さ、変わってF5.0とF5.5にこんな訳で分けました。分かってくれましたか?
分かってくださいましたでしょうか?
コレカラもヨロシク!!
↑グチャグチャやないか〜い!(ルネッサ〜ンス)